原子力は一神教的。。。。

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こっちの地方新聞にのっていた記事が面白かったので載せました☆ 


   原子力は「トロイの木馬」  人類学者 中沢新一氏


科学少年だったころ、手塚治虫の「鉄腕アトム」の胸に原子炉があることが不思議でした。
アトムの小さな体に原子炉が入るとは思えなかった。

原子力から直接エネルギーを取り出せたら画期的でしょう。 しかし、原発は核分裂というハイテクと、湯を沸かすというローテクが結合した中途半端なテクノロジー。それが根本問題です。

福島第一原発の事故後、原子物理学の本を読み込んで、原子力が他のエネルギーと全く異なっていることをあらてめて認識した。 太陽や地球のマントルは核反応で放射線を出し、大きく見れば自然現象です。ただ、生物は地球の非常に狭くデリケートな「生態圏」に居住している。原子力は生態圏にとっては「外部」の自然現象なのです。

火、石炭、石油、原子力と、人類はエネルギー革命をしてきました。原子力以外は原子核の周りの電子反応でエネルギーを生む。しかし、原子力だけは核を分裂させます。
(省略)
自然界でエネルギーが起きるときは必ずインターフェース(媒介するもの)をつくる。
太陽から放射されるエネルギーは植物の光合成で生態圏で利用可能になる。
石炭や石油も、植物や動物のインターフェースでできたものだ。原発は燃料に湯を入れるという、むき出しの技術です。
原子力は古代ギリシャ伝説の「トロイの木馬」です。原発を手動で動かそうとしている人はトロイア人のように愚かです。原子力という敵を自分の中に引きこんでしまった。
敵兵が出てきて、いまだに処理できないのが現状の状態です。

原子力の裏には「一神教」の思想がある。
ユダヤ教やキリスト教の神は「破壊」をする。 生態圏を破壊するほどの威力をもつ神です。一神教は「過激」な神を人間世界に取り込んだ。 一神教的な発想で設計された近代文明は過激さの魅力に取りつかれたのです。

一神教以前のアニミズム(自然崇拝)や多神教には神の危険さを包み込むインターフェースがあった。犬の顔をしたエジプトの神や日本の八百万の神がそうです。それが生態圏に最もふさわしい宗教形態だと思います。

日本は鎖国などでキリスト教を避けてきた。日本はアニミズムと仏教が融合した多神教の文明。むき出しの神に似る原発は日本には合わない。世界に先駆けて脱原発をすべきです。その思想は、世界でも普遍性を持つと思います。

そして、日本がとるべき道は「地域主義」を深めること。大きな組織からエネルギーを供給してもらうという生き方は、もうやめた方がいい。

最もいいのは地方自治体が発電を担うことです。第一歩は太陽光エネルギーでしょう。小さな自治体が自前でエネルギーと大地と海を管理し、生産と消費をコントロールする。それは昔の日本人の生き方を再創造することです。そして初めて日本文明の質が変わる。

年内にエネルギーと文明を考える研究所を開き、日本文明の再生を目指す「緑の党」のようなものを立ち上げます。権力は好き放題にやってきたが、日本人はもう我慢しなくていい。政治は嫌でしたが、斜に構えてはいられません。



中沢氏の発言は、以前から面白いなぁ・・と思っていたけど、これを読んで、
(「神」の認識はともかくとして・・・)
「やっぱりこの人いいな~ 」と思いました。

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by mppoe-light | 2011-06-24 23:39 | どってことない話☆