ジョナサン・その後

その後もジョナサンは、長老の指導をうけて 新しい思考をどんどん吸収していきます。
そして長老が さらに次元上昇するときが やってきました。

「もっと他人を愛することを学ぶことだ。」
長老は、ジョナサンに最後の言葉を贈り、光と共に消えてゆきます。


日が経つにつれ、ジョナサンは自分がときどき、おきざりにしてきた地上のことを思い出します。

「むこうにも、自分の限界を突破しようと苦闘しているカモメがいるのではなかろうか。」
優しさについて学べば学ぶほど、また、愛の意味を知ろうとつとめればつとめるほど、
ジョナサンは、一層、地上へ帰りたいという思いにかられ、異端者として自分を追放した
地上の群れの元へ帰る決心をします。



地上では、かつてジョナサンがそうだったように 異端者として追われたカモメたちがいました。

集まった生徒達にジョナサンは語ります。 

「われわれ一羽一羽が、まさしく偉大なカモメの思想であり、自由という無限の思想なのだ」
「きみたちの全身は、翼の端から端まで、それは目に見える形をとった、きみたちの思考そのものにすぎない。」


(この本が出版された30年前、この言葉をどれだけの人が理解できたんだろ・・・
登場するの カモメだし・・・・)(^_^;)


教師の役目を 一番最初の生徒フレッチャーに任せられるほど
彼が成長したとき、ジョナサンも地上から発つ時期がやってきました。

ジョナサンから、自分が次の教師になると告げられたフレッチャーは慌て、抵抗します。

「あなたは群れに戻って彼らの学習を手助けすることこそ、群れを愛することなのだ、とおっしゃった。
もう少しで自分を殺しかねないほど暴徒化した鳥達を、どうして愛せるのか、ぼくには分かりませんね。
僕はただの平凡なカモメに過ぎない。」


「もうきみにはわたしは必要じゃないんだよ。きみに必要なのは、毎日少しずつ、自分が真の、無限なるフレッチャーであると発見しつづけることなのだ。
そのフレッチャーがきみの教師だ。きみに必要なのは、その師の言葉を理解し、
その命ずるところを行なうことなのだ」
「目に見えるものには、みんな限りがある。きみの心の目で見るんだ。すでに知っているものを探すのだ」

そういって ジョナサンはフレッチャーを残し、光とともに虚空に消え去ります。

残されたフレッチャー・・・・。

しばらくして、フレッチャーは重い心でようやく空に舞い上がり、最初の授業を待っている生徒達のグループと
向かい合い、指導を始めます。

「まずはじめに
カモメとは、自由という無限の思想であり、また<偉大なカモメ>のいわば化身であって、体全体が翼の端から端まで、きみらがそれと考えているもの以外の何ものでもないことを理解しなければならん」

若いカモメたちは、呆れたように彼を眺めた。 おやおや、どうやらいつもの宙返りの法則とはちょいと違うようだぜ、と、彼らは思った。

フレッチャーはため息をつき、もう一度繰り返した。「ふむ、いや・・・まあ、よろしい」
彼はそう言うと、彼らの能力を推し量るような目つきで生徒達を眺めた。

「では水平飛行から始めるとしよう」
そう言ったとき、彼は即座にあの友が、今の自分と同じように、
まさしく聖者なんぞではなかったことを悟ったのだった。

 無限なんですね、ジョナサン? 彼は心の中でつぶやいた。 

フレッチャーは自分の生徒達に、厳しい教師と見られるよう振舞おうと務めたが、しかし彼は突然、
ほんの一瞬にしろ、生徒達全員の本来の姿を見たのだ。
そして彼は自分が見抜いた真の彼らの姿に、好意どころか、愛さえおぼえたのだった。

無限なんですね、ジョナサン、そうでしょう? 彼は思った。そして微笑した。
完全なるものへの彼の歩みは、すでにはじまっていたのだった。
<かもめのジョナサン> リチャード・バック著 新潮文庫 から
この最後の場面が好きです。(^_^)

”リーダーのリーダー”
 この言葉から、 かもめのジョナサンのラストを思い出し書いてみました。
 これで おわります☆
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by mppoe-light | 2009-11-01 21:09 | 真理について思ったこと